【報告】 第1回NMAT研修会(第291回 ねりやくステップアップ研修会)
(防災委員会 提供)
JPALSコード:13-2018-0197-101
日本薬剤師研修センター:1単位
日時:平成30年11月21日(水)19:30~
場所:練馬区立区民・産業プラザ研修室1
テーマ:『練馬区の災害医療体制』
演者:練馬区危機管理室 防災計画課 課長 阿部友和様
練馬区地域医療担当部 地域医療課 課長 枚田朋久様
練馬区薬剤師会 防災主担当理事 友光成仁
参加者:84名(会員51名・非会員24名・基幹病院7名・実習生2名)
今月のねりやくステップアップ研修会は
「第1回NMAT研修会」でした。
NMAT研修会とは、防災委員会の新規事業である、「NMAT事業」の研修会です。
NMATとは Nerima Medical Assistance Teamの略称で、
災害時医療支援薬剤師を養成する事業です。
事業内容としては、
・研修会の実施(2年間で4回開催)
・練馬区の医療救護所訓練への参加
・イベント等で区民への防災関連啓発活動の参加
・AED講習会の参加
・備蓄医薬品のランニングストック管理への協力
・ICTを活用した安否確認システム(ねりやく情報ネットワーク) の情報共有活動
今回の研修会では、「練馬区の災害医療体制」をテーマにし、練馬区行政の取り組みについて講演をして頂ました。
「練馬区における首都直下地震等の被害想定について」という演題で、
練馬区危機管理室 防災計画課 課長 阿部友和様にご講演いただきました。
マグニチュードと震度の違いや、練馬区地域防災計画から、「東京湾北部地震」、「多摩直下地震」、「元禄型関東地震」、「立川断層帯地震」の被害想定、近年の各地の災害に対する区の支援と多岐にわたる内容でした。
次に、
「練馬区の災害時医療体制と現在の取り組み」という演題で、
練馬区地域医療担当部 地域医療課 課長 枚田朋久様にご講演いただきました。
練馬区で想定される人的被害や、災害時医療機関の役割、医療救護所の役割や活動内容、トリアージ等、練馬区の災害時医療について具体的な内容でした。
次に、
災害図上訓練(DIG)として、ハザードマップ演習をグループ毎に行いました。
練馬区の地図上に
次に、「薬剤師班の医療救護所活動」という演題で、
練馬区薬剤師会 防災主担当理事 友光成仁が講演しました。
医療救護所での、一次トリアージ・二次トリアージ・調剤所等での活動内容について簡単に説明し、
医療救護所立ち上げについて、SGDを行いました。
グループ毎に、医療救護所立ち上げる際の、やる事リストをあげて、最も大切な事を強調して発表しました。
研修会全体を通して、初めての形式や試みが多く、時間がタイトな中、時間に追われながらも多くの参加者がとても集中してグループワークに取り組んでいる姿がとても印象的でした。
防災委員会
主担当理事 友光成仁
~~~次回の【第292回 ねりやくステップアップ研修会】~~~
在宅医療・介護連携委員会提供の「認知症研修会」です。
平成31年1月23日(水)19:30~
開催致します。ご期待ください