【報告】 令和元年度薬薬連携研修会(第302回 ねりやくステップアップ研修会)
(薬薬連携協議会 提供)
JPALSコード:13-2019-0257-101
日本薬剤師研修センター:1単位
日時:令和2年1月29日(水)19:30~21:30
場所:石神井公園区民交流センター2F展示室兼集会室
テーマ:『薬薬連携について-』
参加者:54名(会員24名・非会員9名・病院薬剤師21名)
今月のねりやくステップアップ研修会は
『薬薬連携研修会』でした。
今回の研修会では、「入退院における薬物治療の情報」について以下の内容で実施しました。
ポリファーマシー患者の入院時情報収集とアセスメント
寸劇では、練馬総合病院の薬剤師の先生方のご協力の基に、
入退院の情報連携について演技を行っていただきました。
SGDでは多くの病院薬剤師の参加があった為、
2名の病院薬剤師と複数の薬局薬剤師が1グループとなり、
日頃のお互いの業務について話し合いながら、
どのような情報連携のありかたが必要か熱く討議を行い、
お互いの視点を理解しながら、現状と今後の連携の在り方を知る機会となりました。
発表では、
病院薬剤師の意見としては、入院時にお薬手帳はあるが持参薬と内容に差異がある。
併用薬の情報が乏しく薬の現状を把握するのに時間を要する。
アレルギー歴や副作用歴などが分からないなど多くの意見が出ました。
連携が上手くいっている薬局の方からは、お薬手帳を薬の情報だけでなく、患者の特徴や服用薬に変更があった場合の経緯等、他の薬局や医療機関の方が見ても分かる様に活用している所もありました。
また、お薬手帳と一緒に「医療と介護の連携シート」をもっと活用することが大切との意見が多くでました。
今回の薬薬連携研修会は初めての試みでしたが、
病院薬剤師・薬局薬剤師が各々の立場でお互いがどのような業務を行い、
その為にどのような連携をする事がよいのかを知る大変貴重な時間となりました。
研修会で出た貴重な意見は、今後の薬薬連携に役立てるように取り纏め、
地域住民が安心安全に薬物治療を受けるための、実践的な連携の在り方を考えていきます。
最後になりますが、今回の研修会にご尽力いただいた、練馬総合病院の薬剤師の先生方ありがとうございました。
今後のスケジュール
第303回 令和2年2月25日(火) 練馬区立・区民産業プラザ ココネリ 研修室1
テーマ:第4回NMAT研修会 (防災委員会提供)
社保・生涯教育委員会
主担当理事 友光成仁