【報告】 令和3年度 第二回 練馬区薬剤師会地区薬剤師研修会
JPALSコード:13-2021-0223-101
日本薬剤師研修センター:2単位
日時:令和4年3月27日(日)13:00~17:00
場所:ホテルカデンツァ光が丘 地下2階 ラ・ローズ
参加者:162名 会場参加48名・Web参加114名(学生4名)
次 第
司会者 理 事 佐 谷 怜 子
1.開会の辞 副会長 小 田 真 也
1.会長挨拶 会 長 伊 澤 慶 彦
1)都薬アワー
『すすめよう 都民のための地域連携』
● 東京都薬剤師会からのお知らせ 公益社団法人東京都薬剤師会
1 東京都薬剤師会 薬剤師生涯研修認定制度 副会長 山 田 純 一
2 (東京都委託事業)薬・薬連携推進事業について 理 事 町 田 奈 緒 子
~服薬情報等提供書等の活用~
3 薬剤師へのタスクシフト
4 新型コロナウイルス感染症流行下における薬局での医療用抗原検査キットの取扱い
2)臨床薬学講習
『薬剤師の職能と次世代を担う薬剤師への想い』
公益社団法人日本薬剤師会 会長 山本 信夫
3)保険講習等
・令和4年度診療報酬改定について 一般社団法人練馬区薬剤師会
・各委員会からのお知らせ 医療保険・地域連携委員会
1.閉会の辞 副会長 輿 水 淳
(小田副会長)
(伊澤会長)
今年度第二回目の地区研修会では、前回に続きコロナ禍における開催の為、会場参加とWeb参加の両方を活用する取り組みで実施しました。
先ず、「都薬アワー」といたしまして、
公益社団法人東京都薬剤師会 副会長 山田 純一先生 理事 町田 奈緒子先生に
『すすめよう 都民のための地域連携』というテーマでご講演いただきました。
(現地の様子)
(山田副会長)
(町田理事)
次に、「臨床薬学講習」といたしまして
公益社団法人日本薬剤師会 会長 山本 信夫先生に
『薬剤師の職能と次世代を担う薬剤師への想い』
という演題でご講演賜りました。
日本における高齢化の推移と人口推移から、将来の人口における薬剤師の人数過多について、また医療保険制度の問題点についてから始まり、薬局としての存在感を示す為に医療法(調剤をする場所)と薬機法(調剤するだけでなく医薬品全般を提供する場所)における薬局の位置付けの説明がありました。
これからの薬局・薬剤師が果たす役割として、ライフステージを通じて薬剤師による服用薬の一元的・継続的、全人的な管理指導が必要で、健康の維持増進・予防での関わりから、薬物治療での関わりでまで幅広く役割を果たす必要があり、地域住民の医薬品アクセスの改善が課題なっている。
また、将来目指すべき薬剤師・薬局の姿として、地域・患者への適切な医療提供体制を支え、国民皆保険、地域包括ケアシステムに貢献する薬局・薬剤師の実現が大切である事に改めて気付かされました。
診療報酬改定も含めて変革の時期に、山本会長の講演から多くの気付きを得る事が出来ました。
その後、保険講習等と致しまして、
練馬区薬剤師会からのお知らせとして、
練馬区薬剤師会 會田理事より「使用済み注射針回収ボトルについて」、佐谷理事より「服薬情報提供書に関する共同研究について」をお話させていただきました。
(會田理事)
(佐谷理事)
最後に、令和4年度診療報酬改定について、「改定の概要」を伊澤会長が説明し、次に「個別改定項目」を友光理事が説明しました。
(友光理事)
閉会の辞
(輿水副会長)
新型コロナウイルス感染症の影響で、日々変わっていく生活環境の中において、自宅療養者支援等を始め、医師会や行政と連携し、薬剤師として職能を発揮している中で、今回の診療報酬改定の中でも薬剤師に求められる内容が多岐にわたることが示されました。
また、山本会長の講演にもありましたが、地域・患者への適切な医療提供体制を支え、医薬品全般の供給体制をしっかりと構築する事により、薬局・薬剤師としての責務を果たすことを今一度考えるきっかけとなる研修会でした。
医療保険・地域連携委員会
主担当理事 友光成仁